Q.どういうきっかけでこのお仕事に就かれたのですか?
A
前職を退職し、次の仕事を探してハローワークに行った時の閲覧で
「葬儀のお仕事を一緒にしませんか?」という言葉が目に留まり、
応募したのがきっかけでした。
Q.この仕事に就く前と、就いた後で「印象が変わった事」「思っていたことと違った事」を教えてください。
A
最初に入社した葬儀社は、当社ではなく別の葬儀社でした。
互助会制度の葬儀社で経理の仕事をしていました。
互助会の仕組みなども色々見て来ましたが、当社に入社し感じたことは、
互助会には不透明な部分が多いという事です。
加入しているコースには、ご葬儀に掛かる費用が全て入っていて、
他には料金は掛からないと思われている方が大変多かったです。
しかし当社では、ご葬儀に掛かる費用の全てを省くことなく説明しており、
お打ち合わせの時間は二時間を超える事も珍しくありません。
一つ一つご遺族の方にご理解いただきながらの対応に驚いたのを今でも覚えています。
Q.葬儀屋さんて、具体的にどんなことをするお仕事なんですか?
A
私の仕事は、ご葬儀後のアフターケアをさせていただくアフターコンシェルジュです。
役所への手続きや年金・金融関係の申請・手続き、四十九日までの流れのご説明と、
準備に必要な各手配、お仏壇・仏具や霊園のご紹介など全般です。
Q.この仕事で、今まで一番の思い出に残った出来事は何ですか?
A
お父様、お母様に続き短い間に奥様までもなくされた方が、お式で再度お会いした際に
「また今回もお世話になります。よろしくお願いします」と笑顔でおっしゃられ、
想像を絶する深いお悲しみの中で、
喪主として奥様を送られるお式に気丈に振舞われて臨む姿勢を間近で拝見し、
胸が締め付けられるような経験をしたことを今でも忘れません・・・
Q.この仕事で、困ってしまった事や失敗談を教えてください。
A
ご葬儀後のアフターケアで訪問させていただいた時の事です。
体調を崩しており、きっと顔色が悪かったのでしょうね。
気遣わなければならない立場の自分が、逆に気遣っていただき、
「体を温めなさい」と生姜の入った紅茶を淹れていただいたりと・・・
感謝の気持ちの半面、とても申し訳なく思いました。
Q.いつもお仕事をされる際、一番気をつけていることは何ですか?
A
ご遺族の方は、大切な方を亡くされたお悲しみの中で、ご葬儀の準備を進めなくてはなりません。
お気持ちの上で少なからずお疲れが有ると思います。
少しでもお力になれるよう、ご遺族様に寄り添う事を心掛けています。
Q.いつもお仕事をされる際、一番嬉しい、やりがいを感じる事は何ですか?
A
「ありがとう」のお言葉をいただいた時ですね。
何か私に出来る事は?と、常に考えて仕事に向き合っていますが、
実は、私の方が励まされたり、身体を気遣っていただいたり、
笑顔をいただく事の方が多いのです。
感謝のお言葉をいただきながら、私もいつも感謝しています。
Q.いつもお仕事をされる際、一番疲れる、大変だと思うことは何ですか?
A
ご葬儀のアフターケアで、保険や年金、金融関係のお話をさせていただくので、
最新の情報や、仏事の知識などは、社内勉強会を行うなど学ぶことを怠らない様にしています。
気持ちとしては、社長の宮地に言われた「初心忘れるな」の言葉ですね。
Q.あなたが考える、「理想のご葬儀」とはどんなものですか?
A
現在の会社に入社して感じたことは、送られるご家族にも様々な想いがあります様に、
当社で執り行ったお式を振り返りますと、一つとして同じお式はありませんでした。
ここに私が理想とするお式があると考えています。ご遺族様と向き合い、
そしてご一緒にお見送り出来るようなご葬儀が出来ればと思っています。
Q.葬儀会社や葬儀業界は、今後社会のためにどうなっていくべきだと思いますか?
A
アフターケアをさせていただいていると、
ご葬儀の時には伺い知れなかった一面が見えて来る時が多々あります。
ご葬儀後の手続きを、ご高齢の方が一人で行わなければならないケースなどもあり、
一緒に同行して手続きをしたこともありました。
そんな現状が有るのは事実なので、ご葬儀のアフターケアは大切な役割だと思っております。
ご葬儀後のご遺族に寄り添い、アフターコンシェルジュとしての様々な手続きや、
法要のお手伝いだけでなく、精神的な支え手としてもサポートができるよう、目指しております。
Q.ご趣味や好きな事、得意な事は何ですか?
A
本を読むのが大好きですね! 特に歴史物です。
歌を唄うのも大好きです。ストレス発散になります!
Q.お休みの日は通常、どんな過ごされ方をしますか?
A
娘と二人でショッピングしたり、映画を見に行ったりしています。
とても幸せな時間です。
Q.小さい頃や学生時代はどんな子でしたか?
A
一つ下の弟がおりますが、私より大人しかったらしく、
男女逆なら良かったねと良く言われました。
学生時代は、好奇心旺盛でした。
バンドのボーカルの真似事をしたり、
中型のバイクの免許を取ったりとお転婆でした。
Q.遠い将来ですが、ご自分のご葬儀はどんなご葬儀にしたいですか?
A
愛しい子供達に送ってもらえれば、それだけで良いかなと思っていましたが、
最近当社で新規事業部を立ち上げましたが、
ハワイでの海洋散骨も良いかなと考える様になりました。
寒がりの私なので、気候の暖かいハワイの綺麗な海に眠るのも悪くないと・・・
日本からすると遠くに位置するハワイではありますが、
海は繋がっているので大切な家族とも繋がっていますからね!!